エクセルで列や行を並び替えず、データを検索したい方に読んでほしいブログです。
エクセルでデータを検索したい場合、VLOOKUP関数やHLOOKUP関数を使うことが多いと思います。
ただ、VLOOKUPや HLOOKUPに弱点があります。
VLOOKUPは検索範囲の左端の列に、HLOOKUPは検索範囲の上端の行に、キーとなるデータを置いておく必要があります。
例えば、以下のエクセルでテーブル1の「担当」に対応する「会社名」をテーブル2から検索する場合を考えてみてください。
VLOOKUPを使う場合、キーとなる「担当」のデータが左端の列になければ検索できないため、テーブル2の列を入れ替える必要があります。
このように列や行を並び替えるのは大変です。
一方、LOOKUP関数を使えば、列や行を並び替えずにデータを検索することができます。
そこで今回は、このLOOKUP関数の使い方を紹介していきます。
スポンサーリンク
LOOKUP関数の使い方
まず、検索結果を入力したいセルにカーソルを置きます。
ここに「=LOOKUP」と関数を入力します。
次に、関数に「=LOOKUP(」と括弧を続けて入力し、キーとなる検索値を入力します。
サンプルのエクセルの場合、キーとなる検索値は「担当」になるため、テーブル1の「担当」のセル(B4)を選択し、データを入力します。
次に、関数に「=LOOKUP(検索値,」とカンマを続けて入力し、検索する範囲を入力します。
サンプルのエクセルの場合、検索する範囲はテーブル2の「D8:D10」になるため、対象範囲を選択し、データを入力します。
次に、関数に「=LOOKUP(検索値,検索範囲,」と続けてカンマを入力し、検索に対応する範囲を入力します。
サンプルのエクセルの場合、対応する範囲はテーブル2の「B8:B10」になるため、対象範囲を選択し、データを入力します。
最後に、関数に「=LOOKUP(検索値,検索範囲,対応範囲)」と続けて括弧を入力すれば完成です。
列を並び替えず、データを検索することができました。
同じように行を並び替えず、検索することもできます。
LOOKUP関数の注意点
便利なLOOKUP関数ですが、弱点があります。
それは完全一致の検索ができないところです。
すなわち、検索値が検索範囲にない場合、対応範囲からよくわからないデータを検索しまうことがあります。
例えば、先ほどのエクセルで、テーブル2の検索範囲にない「田中」を検索してみます。
対応範囲から「株式会社A」を検索してしまいました。
このような弱点があるので、検索値が検索範囲にない場合は、使わないようにしましょう。
代わりに、完全一致の検索ができるVLOOKUP、HLOOKUPを使いましょう。
以上、LOOKUP関数の使い方でした。
VLOOKUP、HLOOKUPしか知らなかった方は、ぜひ試してみてください。
他にもエクセルの情報を紹介しています!皆さんのスキルアップに繋がれば幸いです。
【参考】エクセルのブログ一覧