Twitter広告を使った集客方法に興味がある方に、読んでほしい記事です。
先日、ネットニュースを見ていると、個人でもTwitterに広告が掲載できる「セルフサービス式のTwitter広告」が誕生したというニュースがありました。
【参考】「次のコミケに新作ゲームを出します」といったTwitter広告を個人でも出せる新機能「セルフサービス式広告」を使ってみよう
この記事をきっかけに、私もTwitter広告を掲載してみたので、広告掲載の準備から結果までをご紹介できればと思います。
※本内容は2016年1月公開時のものであり、現在は一部仕様や機能などが異なっております。
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Twitter広告とは?
まず、Twitter広告について下調べをしました。
Twitter広告とは、よくタイムラインに「プロモーション」と出てくるあれです。
通常のツイートだと、RTされない場合はフォロワーだけのタイムラインに流れますが、Twitter広告であれば、フォロワーでないユーザーにもツイートを届けることができます。
【参考】Twitter公式サイト - Twitter広告を行う
また、フォロワー以外にツイートを届けられる以外に、Twitter広告では下記のような特長があります。
Twitter特有のターゲティングができる
性別や地域など基本的なターゲティングに加えて、「プログラミング」と過去にツイートしたユーザー、「ホリエモン(@takapon_jp)」をフォローしているユーザーなど、詳細なターゲティング設定もできます。
ユーザーのアクションがあったときのみ課金される
Twitter広告の表示自体には課金されず、掲載後にユーザーのアクション(リツイート、返信、お気に入り登録、またはクリック等※)があったときのみ課金される仕組みになっています。
※どのアクションで課金されるかは、広告の作成方法で決定されます。
「表示されるだけは、タダです。」というやつですね。
【参考】Twitter公式サイト - Twitter広告の料金
しかも、直接的なアクションには課金されますが、2次的なアクション(リツイートされたTwitter広告をクリックなど)には課金されない仕組みになっています。
課金額についは、オークション形式をとっているため、入札金額や競合状況などから、数十円から数百円まで大きく変動します。
広告予算は1円から設定できる
Twitter広告では、課金額が上限予算に達するまで配信し続けることができます。
上限予算は1円から設定できるため、ほんのわずかなお金があれば、掲載を開始することができます。(実質、入札金額と掲載のバランスから、予算が最低でも数十円ないと、1回も表示されないと思いますが・・)
Twitter広告の特長はこんな感じですが、「特定のツイートやフォロワーをターゲティングできる」「2次的なアクションは無課金」とか、すごく魅力的じゃないですか?
このあたり、使い方によっては無限の可能性があるような気がしました。
Twitter広告の掲載準備をはじめる
ここからは、広告掲載までにやったことを実際の画像キャプチャとともに紹介していきます。
Twitterのツイート画面にある「棒グラフのようなアイコン」をクリック
Twitter広告の「さあ始めましょう」をクリック
「連絡先」「課税ステータス」「住所」「クレジットカード」の情報をそれぞれ入力
これでTwitter広告の新規申し込みは完了です。
申し込み完了後すぐに、Twitter広告の管理画面に入ることができます。
管理画面右上の「キャンペーンを作成」をクリック、目的を選択
キャンペーン作成の目的によって、課金対象が変わってきます。
詳しくは、Twitter公式サイトのキャンペーン目的の選び方を参考にしてみてください。
【参考】Twitter公式サイト - キャンペーン目的の選び方
私の場合、「ウェブサイトへの誘導数またはコンバージョン」(=外部サイトへのリンクがクリックされたことに対して課金)を選択しました。
キャンペーンを設定
キャンペーン名は、ツイートと合わせて「エイゴックス_記事拡散」、開始日と終了日は「2時間」の設定にしました。
ターゲティングを設定
私の場合、「TOEIC」に興味がある方に見てほしかったので、配信地域は「日本」、キーワード(入力した語句をツイートまたは検索したユーザーのターゲティング)は「TOEIC」を設定し、他はデフォルトのままにしました。
予算を設定
今回は、1,000円だけでTwitter広告を掲載しようと思いました(金欠のため)。
とにかく1,000円以上は課金されないよう、「1日の上限予算」「予算総額」ともに「1,000円」で入力しました。
クリエイティブを選択
ここでは広告用に新しいツイートを作成することもできますが、私は既存のツイートをそのまま選択しました。
(2016年5月追記:管理画面のUIが一部変更になり、新しく「広告用ツイート」と表示されているタブを、「オーガニックツイート」に変更したあと、既存のツイートを選択する仕様に変わったようです。タブの変更後、ページの下に「オーガニックツイート」が表示されます。)
これで、Twitter広告の掲載準備は完了です。
管理画面のトップに戻ると、新しい広告(キャンペーン)ができあがっています。
広告の掲載を10分後くらいに設定していたので、開始までひたすら待っていました。
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Twitter広告の掲載がはじまる
設定時間ピッタリに、Twitter広告の掲載がはじまりました。
開始2分後、さっそくアクションが発生
開始2分後に管理画面を更新をしてみると、結果(クリックのアクション)に「1」のカウントが。
同時に、ご利用金額欄に「¥234」のカウントもありました。
また、インプレッション(表示回数)に「458」とあるので、この時点で広告が458回表示されたことになっています。
開始20分後、またもアクションが発生
開始15分後に再び管理画面を更新をしてみると、結果(クリックのアクション)が「2」に。
同時に、ご利用金額が・・825円!!
今回は1アクションに、591円かかった計算です。
開始終了まで残り1時半以上を残して、あと175円だけです。
開始30分後、広告の掲載停止?
ついに、結果(クリックのアクション)が「3」になり、1,000円の予算上限まで達したところで、「残高なし」の表記が。
予算上限に達した場合、広告の掲載が停止になるので、ここで終わりか・・・と思っていたのですが、このあとも何故かインプレッションが伸び続けていきます。
最初、予算設定に失敗したのかな・・・と思っていたのですが、これは広告の掲載が停止しても、一部のユーザーのタイムラインに広告が残っていたり、それがリツイートされたりして、伸びているものだとわかりました。
予定の2時間掲載が終了、掲載してみた結果
予定の2時間掲載が終了すると、「終了」の表記が。
広告停止からインプレッションが少し伸びましたが、その後は課金されず、結果は下記のようになりました。
・ご利用金額:¥1,000
・インプレッション:6,204
・結果(クリックのアクション):3
・結果あたりのコスト:¥333
下記の画像は、Twitter広告のアナリティクスで見れる掲載状況ですが、インプレッション(表示回数)は、通常時の約35倍にまでなっています。
他、管理画面を見ていると「エンゲージメント(クリック、リツイート、返信、フォロー、お気に入り登録など)」の指数に「19」の表記が。
もし、エンゲージメントをまるっと成果としてみるのであれば、下記の結果も追加できると思います。
・結果(エンゲージメント):19
・結果(エンゲージメント)あたりのコスト:¥53
個人ブログをTwitter広告で掲載してみて感じたこと
最後に、個人ブログをTwitter広告で掲載してみて感じたことを書いておきます。
少ない予算ではあんまり意味がない
個人ブログは記事を読まれてなんぼの世界ですが、今回は予算が1,000円ということもあり、3PVくらいしかブログに流入させることができませんでした。。
1,000円はさすがに少なすぎだと思いますが、仮に今回と同じく333円のアクション単価で1万PVの流入を期待すると、333万円もかかってしまいます。
私のように少ない予算しか使えない個人ブロガーは、よっぽどの理由がない限り、ブログの集客方法として使っていくのは難しい気がします。
バズを狙えるブログであれば超効果的
Twitter広告は「2次的なアクションは無課金」なので、バズを狙えるブログであれば、最初のきっかけを広告で作るだけで、あとは無限にRT→ブログの流入につながる可能性があります。
すぐブログを広めたい人にオススメ
「セルフサービス式のTwitter広告」だからなのか、すでに投稿済みのツイートを活用したからなのかわかりませんが、Twitter広告を掲載するにあたり、他の広告だとかかる広告審査がありませんでした。
広告審査がない分、「お金はあるから、すぐにブログを広めたい」という人には向いているかもしれません。
(2016年5月追記:「すでに投稿済みのツイート」だから審査がなかったようです。新しく広告を作成する場合、数日間の広告審査がかかりました。)
本記事は以上になります。
今回、あまり大きな成果を得ることができませんでしたが、「セルフサービス式のTwitter広告」は、とても簡単に低予算から広告を掲載することができたので、ぜひ参考にしてみてください。
お付き合い頂き、ありがとうございました!
何かあれば、ツイッターやメールまで。
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【参考】Twitter広告 費用対効果を高めるチャレンジしてみた