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ファイナンスの超基本 お金の将来価値と現在価値とは?

   


お金の将来価値と現在価値の記事_導入画像

ファイナンスに興味がある方に、読んでほしいブログです。

どうも、みらしん(@miraisyndrome)です。

仕事柄、ファイナンスについて勉強する必要があり、いろんな人に読んだほうが良いと勧められた「道具としてのファイナンス」の本を読んで勉強しました。

この本に限りませんが、ファイナンスを学ぶと必ず最初にお金の将来価値と現在価値の説明があるので、今回はファイナンスの基本となる将来価値と現在価値について紹介しようと思います。

※もし認識に相違があれば、ツイッターメールで教えてください。

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お金の将来価値と現在価値とは?

将来価値とは、現在のX円の将来の価値のことです。

現在価値とは、将来のX円の現在の価値のことです。

え、現在の100万円は、将来も100万円でしょ?と思うじゃないですか。

ファイナンスの世界では、現在のお金と将来のお金の価値は、違うものとして考えます。

なぜなら、現在の100万円で国債を買ったり、預金をしたりすると、100万円に利息が上乗せされるので、将来では100万円以上の価値(将来価値)になっていると考えるからです。

お金の将来価値と現在価値の記事_画像1

逆に考えると、将来100万円がもらえるとしても、その100万円は現在の価値で考えると、100万円以下の価値(現在価値)だと考えます。

お金の将来価値と現在価値の記事_画像2

つまり、現在の100万円のほうが、将来もらえる100万円よりも、価値が高いことを意味します。

現在のお金の価値 > 将来もらえるお金の価値

この今あるお金のほうが、将来もらえるお金のよりも価値が高いというのが、ファイナンスの基本的な考え方になります。

10年後に100万円もらえる権利を今100万で買ったら損しますよ!

この意味がわかったのであれば、将来価値と現在価値の計算方法を見ていきましょう。

将来価値の計算方法

現在の100万円は、10年後いくらの将来価値になっているか計算してみましょう。

毎年5%の利息がもらえる金融商品があると仮定した場合、このように求めることができます。

100万円×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)×(1+0.05)=162万8,895円

1年目は100万円と利息がついた105万円でしたが、2年目では105万円に利息がついて、110万2,500円になります。

このようにファイナンスでは、利息に利息がつく考え方をしていきます。

そして、この式からわかるように、現在の100万円は、10年後に162万8,895円の価値になっているとわかりました。

したがって、将来価値を求める計算方法を式で表すと、以下のようになります。

FV=X×(1+r%)^n

FV:将来価値
X:現在のお金
r:利息
n:年数

現在価値の計算方法

今度は10年後の100万円が、現在価値でいくらになるのか計算していきましょう。

将来もらえるお金の価値は、利息を生み出すことができる現在の価値よりも低いということは、先に説明してきました。

そこで、現在価値を求めるときには、将来もらえるお金の価値から、毎年もらえる利息分を割り引いて計算していきます。

今回も利息を5%と仮定した場合、以下のように求められます。

100万円÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)÷(1+0.05)=61万3,913円

この式からわかるように、10年後に100万円もらえる価値は、61万3,913円の現在価値だとわかりました。

今回利息分の5%を割り引いて計算しましたが、この割引率のことを、ファイナンスではディスカウントレートとも呼びます。

したがって、将来価値を求める計算方法を式で表すと、以下のようになります。

PV= X÷(1+r%)^n

PV:現在価値
X:将来もらえるお金
r:割引率(ディスカウントレート)
n:年数

ファイナンスを勉強していくとわかるのが、将来もらえるお金をどれくらいディスカウントして、現在価値に置き換えるかが、とても大事になってきます。

何を割引率の基準にするか?

リスクが高いものと低いもので、割引率をどう変えるか?

市場平均はどれくらいなのか?

などなど、様々な要因でディスカウントレートが決まっていきます。

最後に

将来価値や現在価値についてなんとなくわかったけど、何の役に立つの?
と思っている方もいるかもしれません。

たしかに、日々の生活ではあまり役立たないかもしれませんが、長期的に利益を生むモノ(金融商品、会社など)を買うときに、1つの判断基準になります。

例えば、これから10年間で100億円の利益を生み出す会社があり、70億円で売ってあげるよ?と言われても、ディスカウントレートを考えて現在価値を計算しないと、大きな損失につながってしまいます。

「今あるお金のほうが、将来もらえるお金よりも価値がある」
覚えておくと良いと思います!

以上、ファイナンスの基本となる将来価値と現在価値についてでした。

今回紹介した内容も含めて、「道具としてのファイナンス」の本には、難しいファイナンスの知識が、とてもわかりやすく書いてあります。

ファイナンスについて、もっと勉強したい方は、ぜひ読んでみてください。

お付き合い頂き、ありがとうございました!
何かあれば、ツイッターメールまで。

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