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エクセルでスケジュール管理!ガントチャートの作り方(テンプレ有)

更新日:

エクセルでスケジュール管理をしたい方、ガントチャートを作りたい方に、読んでほしいブログです。

このブログを読めば、こういったガントチャートを作ることができます。

予定と実績に合わせて、スケジュールに色が付く

開始日に合わせて、スケジュールの日付が自動で変わる(365日分を自動でセット)

実行中と終了したタスクに色が付く

完成したテンプレートだけほしい!という方は、こちらで販売しております。
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このブログで作っていくガントチャートは、このテンプレートになります。

それでは、ガントチャートの作り方を紹介していきます。

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ガントチャートを作る手順

最初にガントチャートを作る手順について話しておきます。

私のブログでは、以下の4ステップでガントチャートを作っていきます。

1.ガントチャートに必要な情報を入れる

2.日付を表示する数式を入れる

3.条件式書式を設定する

4.全体を見やすく整える

では、実際のタスクに入っていきます。

最初にやること

最初に、ガントチャートの見栄えを良くするための作業を2つしておきます。

シートの背景色を「白色」に変更

シート全体を選択し、「テーマの色」アイコンをクリックします。

「白色」の背景色を選択します。

シートの背景色が「白色」になりました。

A列の列の幅を「3」に変更

A列を選択し、右クリックをします。

メニューで「列の幅」を選択します。

列の幅を「3」にし、「OK」をクリックします。

A列の列の幅が「3」になりました。

ガントチャートに必要な情報を入れる

次に、ガントチャートに必要な情報を入れていきます。

プロジェクト名、開始日を入れる

シートに以下の情報を入力します。
・B1に「プロジェクト名:●●」を入力
・E1に「開始日:」を入力
・F1に開始日の日付(テンプレートでは「2023/1/1」)を入力

プロジェクト名を入れるのは、何のガントチャートかわかるようにするためです。

また、開始日を入れるのは、プロジェクトの開始日がわかるようにするため、あとで作成する日付表示の開始日を指定するためです。

ガントチャートの項目を入れる

シートに以下の情報を入力します。
・B3に「アジェンダ」を入力
・C3に「タスク」を入力
・D3に「担当者」を入力
・E3に「開始」を入力
・G3に「終了」を入力
・E5に「予定」を入力
・F5に「実績」を入力
・G5に「予定」を入力
・H5に「実績」を入力

ガントチャートの項目を整える

B3~B5を選択し、「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

C3~C5、D3~D5も同じ作業で、セルを結合して中央揃えにします。

E3~F4を選択し、「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

G3~H4も同じ作業で、セルを結合して中央揃えにします。

E5~H5を選択し、「中央揃え」をクリックします。

ガントチャートにサンプルの情報を入れる

テンプレートを見た人が構造を理解しやすいように、サンプルの情報を入れていきます。

B6に「アジェンダ1」を入力します。

C6に「タイトル1」、C7に「タスク1」を入力します。

オートフィルの機能を使い、C8~C11に「タスク2~5」を入力します。

C6~11の情報をC12~17にコピペします(このとき、C12を「タイトル2」に変更しておきます)。

B6~C17の情報をB18~C29、B30~C41、B42~C53にコピペします(このとき、B18を「アジェンダ2」、B30を「アジェンダ3」、B42を「アジェンダ4」に変更しておきます)。

D7~D9に「XXX」を入力します。

日付を表示する数式を入れる

次に、日付を表示する数式を入れていきます。

月を表示するを数式を入れる

I3に数式「=MONTH(F1)」を入力します。

MONTH関数は、指定したセルに入力された日付の月を表示します。
テンプレートでは、F1に「2023/1/1」が入力されているため、「1」が表示されます。

J3に数式「=IF(DAY(J4)=1,MONTH(J4),IF(DAY(J4)=2,"月",""))」を入力します。

この数式はJ4の日付の日が「1」の場合、J4の月を表示、J4の日付の日が「2」の場合、文字の「月」を表示、どちらも当てはまらない場合は空白という数式になります。

この段階では、J4に「1」も「2」も入力されていないため、J3は空白になっています。

J3に入れた数式をK3~NI3にコピペします。

1つ1つのセルをコピペするのは大変なので、以下の手順でコピペします。
・J3を選択してコピー(Ctrl+C)
・名前ボックスに「K3:NI3」と入力し、Enterを押す
・K3~NI3を選択した状態になるため、貼り付け(Ctrl+V)

J3に入れた数式がK3~NI3までコピペできました。

日を表示する数式を入れる

I4に「=F1」を入力します。

I4を選択した状態で、右クリックし、メニューにある「セルの書式設定」を選択します。

表示形式タブにある「ユーザー定義」を選択し、種類に「d」と入力し、「OK」をクリックします。

J4に「=I4+1」を入力します。

J4に「2」が表示されるのと同時に、J3に「月」が表示されました。

J4に入れた数式をK4~NI4にコピペします。1つ1つのセルをコピペするのは大変なので、以下の手順でコピペします。
・J4を選択してコピー(Ctrl+C)
・名前ボックスに「K4:NI4」と入力し、Enterを押す
・K4~NI4を選択した状態になるため、貼り付け(Ctrl+V)

J4に入れた数式がK4~NI4までコピペできました。

曜日を表示する数式を入れる

I5に「=I4」と入力します。

I5を選択した状態で、右クリックし、メニューにある「セルの書式設定」を選択します。

表示形式タブにある「ユーザー定義」を選択し、種類に「aaa」と入力し、「OK」をクリックします。

I5に曜日が表示されました。

I5に入れた数式をJ5~NI5にコピペします。1つ1つのセルをコピペするのは大変なので、以下の手順でコピペします。
・I5を選択してコピー(Ctrl+C)
・名前ボックスに「J5:NI5」と入力し、Enterを押す
・J5:NI5を選択した状態になるため、貼り付け(Ctrl+V)

I5に入れた数式がJ5~NI5までコピペできました。

条件式書式を設定する

次に、条件式書式を設定していきます。

条件式書式って何?という方は、こちらのブログを読んでみてください。
エクセル 自動的にセルに色付けをする条件式書式を覚えよう!

月が替わる列に罫線を引く

月の替わりを視覚的に理解できるようにするため、月が替わる列に罫線を引く設定をします。

名前ボックスに「I6:NI53」と入力し、Enterを押します。

I6~NI53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=DAY(I$4)=1」を入力します。

この数式は、最初に選択したI6~NI53の範囲で、4行目のセルが「1」の場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「罫線」を選択し、「下から2番目の線」を選択します。

「左の縦線」のアイコンをクリックします。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

月が替わる列に罫線を引けました。

土日の列に背景色を付ける

土日を視覚的に理解できるようにするため、土日の列に背景色を付ける設定をします。

名前ボックスに「I6:NI53」と入力し、Enterを押します。

I6~NI53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=OR(WEEKDAY(I$4)=1,WEEKDAY(I$4)=7)」を入力します。

この数式は、最初に選択したI6~NI53の範囲で、4行目の日付が日曜日、または、土曜日の場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「塗りつぶし」を選択し、「一番薄い灰色」をクリックします。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

土日の列に背景色が付きました。

予定のスケジュールに背景色を付ける

予定のスケジュールを視覚的に理解できるようにするため、背景色を付ける設定をします。

名前ボックスに「I6:NI53」と入力し、Enterを押します。

I6~NI53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=AND($E6<=I$4,$G6>=I$4)」を入力します。

この数式は、最初に選択したI6~NI53の範囲で、4行目の日付が開始予定日より大きく、かつ、終了予定日より小さい場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「塗りつぶし」を選択し、予定のスケジュールに設定したい色を選択します。

テンプレートの場合、「紫色」を選択した後に「その他の色」を選択し、薄い紫で設定しております(赤「218」、緑「193」、青「237」を入力しています)。

「罫線」を選択し、「左の縦線」と「右の縦線」をクリックし、縦線を消します。

これは、予定のスケジュールを色付けしたときに、日付毎に縦線が入らないようにするためです。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

E7に「2023/1/1」、G7に「2023/1/10」と入力すると、スケジュールの背景色が薄い紫色になりました。

なお、日付を「2023」から入力しているのは、このシートを作成した年が2022年で「1/1」で入力すると「2022/1/1」になってしまうからです。
2023年であれば、「1/1」だけで入力すれば「2023/1/1」と入力されます。

続いて、E8に「2023/1/11」、G8に「2023/1/15」、E9に「2023/1/16」、G9に「2023/1/20」、E10に「2023/1/21」、G10に「2023/1/31」、E11に「2023/2/1」、G11に「2023/2/28」と入力してみます。

それぞれのスケジュールの背景色が薄い紫色になりました。

日付が長くて見づらいため、年を非表示にし、月日のみ表示されるように変更します。

名前ボックスに「E6:H53」と入力し、Enterを押します。

E6:H53が選択された状態で、右クリックし、メニューにある「セルの書式設定」を選択します。

表示形式タブにある「ユーザー定義」を選択し、種類に「m/d」と入力し、「OK」をクリックします。

月日のみ表示されるようになりました。

実績のスケジュールに背景色を付ける

実績のスケジュールを視覚的に理解できるようにするため、背景色を付ける設定をします。

名前ボックスに「I6:NI53」と入力し、Enterを押します。

I6~NI53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=AND($F6<=I$4,$H6>=I$4)」を入力します。

この数式は、最初に選択したI6~NI53の範囲で、4行目の日付が開始実績日より大きく、かつ、終了実績日より小さい場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「塗りつぶし」を選択し、実績のスケジュールに設定したい色を選択します。

テンプレートの場合、「紫色」を選択しています。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

F7に「2023/1/1」、H7に「2023/1/7」と入力すると、スケジュールの背景色が紫色になりました。

実行中のタスクに背景色を付ける

実行中のタスクを視覚的に理解できるようにするため、実行中のタスクに背景色を付ける設定をします。

名前ボックスに「C6:H53」と入力し、Enterを押します。

C6~H53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=$F6<>""」を入力します。

この数式は、最初に選択したC6:H53の範囲で、開始実績日が空白ではない場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「塗りつぶし」を選択し、背景色に設定したい色を選択します。

テンプレートの場合、「3番目に薄い水色」を選択しています。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

開始実績日が入力されている7行目の背景色が薄い水色になりました。

試しにF8(開始実績日)に「2023/1/18」と入力すると、8行目も薄い青色になりました。

終了したタスクに背景色を付ける

終了したタスクを視覚的に理解できるようにするため、終了したタスクに背景色を付ける設定をします。

名前ボックスに「C6:H53」と入力し、Enterを押します。

C6~H53が選択された状態で、「条件式書式」をクリックします。

「新しいルール」をクリックします。

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、「=$H6<>""」を入力します。

この数式は、最初に選択したC6:H53の範囲で、終了実績日が空白ではない場合に書式設定が発動することを意味します。

「書式」をクリックします。

「塗りつぶし」を選択し、背景色に設定したい色を選択します。テンプレートの場合、「一番濃い灰色」を選択しています。

「OK」をクリックします。

もう一度「OK」をクリックします。

終了実績日が入力されている7行目の背景色が濃い灰色になりました。

全体を見やすく整える

最後に、全体を見やすく整えていきます。

表示倍率を小さくする

一覧性を高めて、ガントチャートを見やすくするため、表示倍率を「70%」にします。

列の幅を整える

ここでも、一覧性を高めて、ガントチャートを見やすくするため、列の幅を整えます。

名前ボックスに「I:NI」と入力し、Enterを押します。

I~NIが選択された状態で、右クリックします。

メニューにある「列の幅」を選択します。

列の幅を「3」にし、「OK」をクリックします。

E~Hの列の幅を「7」、Cの列の幅を「30」、Bの列の幅を「15」にします。

F1に入力してある開始日が見えなくなってしまったため、F1とG1を選択し、「セルを結合して中央揃え」をクリックします。

プロジェクト名、アジェンダ名、タイトル名を太字にする

重要な情報を目立ちやすくするため、プロジェクト名、アジェンダ名、タイトル名を太字にします。

プロジェクト名、アジェンダ名、タイトル名を選択し、「太字」のアイコンをクリックします。
(Ctrlを押しながら、複数のセルをクリックすると複数のセルを同時に選択できます)

タスク名の文字を右にずらす

タスク名を見やすくするため、タスク名の文字を右にずらします。

タスク名を選択し、「インデントを増やす」アイコンをクリックします。
(Ctrlを押しながら、複数のセルをクリックすると複数のセルを同時に選択できます)

情報に背景色を付ける

情報を見やすくするため、情報に背景色を付けます。

名前ボックスに「B3:NI5」と入力し、Enterを押します。

「テーマの色」をクリックし、設定したい色を選択します。

テンプレートでは「2番目に薄い黒色」を設定しております。

文字が見えなくなってしまったので、「フォントの色」アイコンをクリックし、「白色」を選択します。

名前ボックスに「B6:H53」と入力し、Enterを押します。

「テーマの色」をクリックし、設定したい色を選択します。

テンプレートでは「1番薄い青色」を設定しております。

罫線を追加する

情報やスケジュールを見やすくするため、罫線を追加します。

名前ボックスに「I4:NI53」と入力し、Enterを押します。

「罫線」のアイコンをクリックし、「その他の罫線」を選択します。

色のタブをクリックし、「2番目に薄い灰色」を選択します。

「外枠」「内枠」を選択します。

「OK」をクリックします。

スケジュールの箇所に罫線が追加されました。

C6~H17を選択し、「罫線」のアイコンをクリックします。

「その他の罫線」を選択します。

色のタブをクリックし、「3番目に薄い灰色」を選択します。

「上の横線」「真ん中の横線」「下の横線」「右の縦線」のアイコンを選択します。

「OK」をクリックします。

B6~H17を選択し、「罫線」のアイコンをクリックします。

「その他の罫線」を選択します。

色が「3番目に薄い灰色」になっていることを確認し、「外枠」を選択します。

「OK」をクリックします。

B6~H17を選択し、「書式のコピー」のアイコンをダブルクリックします。

ダブルクリックをすることで、書式を連続して貼り付けることが可能になります。

B18、B30、B42をクリックし、C6~H17の書式を貼り付けます。

情報の箇所にも罫線が追加されました。

ウィンドウを固定する

セルを移動しても、情報がわかるようにするため、ウィンドウを固定します。

I6を選択し、「表示」タブをクリックします。

「ウィンドウ枠の固定」をクリックし、「ウィンドウ枠の固定」を選択します。

完成です。

テンプレートに日付や情報を追加するときは?

テンプレートに日付や情報を追加したいときは、日付や情報のコピペでおこないます。

日付を追加したいとき

日付が表示されている列を選択し、コピーします(Ctrl+C)。

日付が表示されていない列に貼り付けます(Ctrl+V)。

予定や実績の日付を入れると、スケジュールの背景色も変わります。

情報を追加したいとき

情報が入力されている行を選択し、コピーします(Ctrl+C)。

情報が入力されていない列に貼り付けます(Ctrl+V)。

予定や実績の日付を入れると、情報箇所の背景色も変わります。

以上、ガントチャートの作り方でした。

用途に合わせてカスタマイズしてみてください。

他にもエクセルに関するブログを書いております。良かったら見てください!

【参考】エクセルのブログ一覧

お付き合い頂き、ありがとうございました!
何かあれば、ツイッターメールまで。

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