エクセルで棒グラフの縦軸を省略したグラフを作りたい方に、読んでほしいブログです。
棒グラフを作るときに、ひとつだけ規模が違う数値があると、視覚的な比較が難しくなります。
そこで、今回のブログを読めば、以下のようなグラフが作れるようになります。
それでは、棒グラフの縦軸を省略したグラフの作り方を紹介していきます。
スポンサーリンク
棒グラフの縦軸を省略したグラフの作り方
今回は以下のテーブルを元にグラフを作っていきます。
まず、テーブルに新しい列を追加して、規模が違う数値をそこに移動します。
テーブルを全て選択し、棒グラフを挿入します。
棒グラフが出来上がるので、規模が違う数値のグラフを選択します。
右クリックをするとメニューが出てくるので、「データ 系列の書式設定」をクリックします。
系列のオプションにある「第2軸」を選択します。
第2軸が表示されたことで、棒グラフの規模感が同じようになりました。
ここから細かい調整に入っていきます。
第1軸を選択します。
右クリックをするとメニューが出てくるので、「軸の書式設定」をクリックします。
軸のオプションで、境界値の「最大値」に倍の数値を入力（今回の場合「160000」）、単位の「主」にも倍の数値を入力（今回の場合「40000」）します。
この設定をしたあとにグラフを見ると、規模が違う数値と他の数値のグラフとの間に、視覚的な差が生まれます。
軸のオプションに戻り、下のほうにある「表示形式」をクリックして開きます。
カテゴリを「ユーザー設定」に変更し、表示形式コードに「[=縦軸の上から2つ目の数値]"規模の違う数値";[=縦軸の上から1つ目の数値]"規模の違う数値から1つ上の軸の数値";#,0##」を入力します。
※今回の場合、以下のコードになります。
[=120000]"1,300,000";[=160000]"1,340,000";#,0##
このコードを入力することよって、縦軸の「120000」の数値を「1,300,000」に、「160000」の数値を「1,340,000」に変えることができます。
（今回のように、変えられる数値は2つまでです。）
また、「1,300,000」「1,340,000」（3桁ごとにカンマ）、「#,0##」を入力することで、縦軸の数値にカンマを入れることができます。
最後に「追加」をクリックします。
縦軸の上から1つ目、2つ目の数値が変わりました。
今のままでは、軸の2つ目の数値（今回は「1,300,000」）と規模が違う数値の棒グラフ（今回は「1,300,000」）がイコールになっていないので、ここを合わせていきます。
第2軸を選択します。
右クリックをするとメニューが出てくるので、「軸の書式設定」をクリックします。
軸のオプションで軸の上から2つ目の数値が、規模が違う数値（今回は「1,300,000」）になるように最小値と最大値を設定します（今回の場合、最小値が「1000000」、最大値が「1400000」）。
第1軸の上から2つ目の数値と規模が違う数値の棒グラフがイコールになりました。
第2軸の軸のオプションに戻り、「ラベル」をクリックして開き、ラベルの位置を「なし」に変更します。
グラフの第2軸が消えました。
凡例を消します。
棒グラフの色を同じにします。
波線の図形を挿入します。
図形の色を白くし、枠線を細い灰色に変更します。
あとは、好みで他の部分の微調整をおこない、棒グラフの縦軸を省略したグラフの完成です。
以上、棒グラフの縦軸を省略したグラフの作り方でした。
今回のように、グラフの縦軸を省略することで視覚的な比較がしやすくなります。
ただし、規模が違う数値が目立たなくなってしまうため、伝えたいメッセージに合わせて、省略するかしないかは、しっかりと見極めてください！
お付き合い頂き、ありがとうございました！
何かあれば、ツイッターやメールまで。
他にもエクセルの情報を紹介しています！皆さんのスキルアップに繋がれば幸いです。
【参考】エクセルのブログ一覧