エクセルで交差する値を検索したい方に、読んでほしいブログです。
今回のブログを読めば、行と列の値をそれぞれ入力するだけで、交差する値を検索できるようになります。
これは、INDEX関数、MATCH関数という2つの関数を組み合わせることで作れます。
2つの関数?なんだか難しそう、、と思うかもしれませんが、大丈夫です。
エクセルを使うことができる人であれば、簡単に作ることができると思います。
それでは、INDEX関数とMATCH関数を使った交差する値の検索方法について紹介します。
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エクセルで交差する値を検索する方法
まず、交差する値を入力したいセルを選択します。
次に、「=INDEX(」と入力します。
INDEX関数については、後で解説します。
次に、検索する範囲をドラッグしながら選択します。
サンプルのエクセルの場合、「C4:G6」です。
次に、カンマ「,」と「MATCH(」を続けて入力します。
MATCH関数については、後で解説します。
次に、行の検索値を入れるセルを選択し、関数の式に挿入します。
サンプルのエクセルの場合、「C9」です。
次に、カンマ「,」を続けて入力し、行の検索範囲をドラッグしながら選択します。
サンプルのエクセルの場合、「B4:B6」です。
次に、カンマ「,」と「0」を続けて入力します。
※この「0」は、完全一致という検索方法を意味します。他の検索方法もありますが、今回は割愛します。
次に、閉じ括弧「)」を入力します。
サンプルのエクセルでは、ここまで「=INDEX(C4:G6,MATCH(C9,B4:B6,0)」と入力されています。
あと少しなので頑張ってください。
続いて、先ほどと同様に、カンマ「,」と「MATCH(」を入力します。
次に、列の検索値を入れるセルを選択し、関数の式に挿入します。
サンプルのエクセルの場合、「C10」です。
次に、カンマ「,」を続けて入力し、列の検索範囲をドラッグしながら選択します。
サンプルのエクセルの場合、「C3:G3」です。
次に、カンマ「,」と「0」を続けて入力します。
最後に、閉じ括弧を続けて「))」と入力します。
サンプルのエクセルでは、ここまで「=INDEX(C4:G6,MATCH(C9,B4:B6,0),MATCH(C10,C3:G3,0))」と入力されています。
「Enter」を押せば、準備完了です。
(行と列の検索値が未入力のため、「#N/A」となっています。)
行と列の検索値を入力すると、交差する値を検索することができます。
サンプルのエクセルの場合、行「鈴木」と列「理科」が交差する「76」の値が検索できました。
INDEX関数、MATCH関数はなんだったんだろう…?
そう思った方のために、INDEX関数、MATCH関数を次で説明していきます。
INDEX関数とは?
INDEX関数とは、行と列の交差する値を表示できる関数です。
「=INDEX(検索範囲,行番号,列番号)」という数式で、選択した範囲(検索範囲)の上から何番目(行番号)と左から何番目(列番号)の交差する値を表示します。
サンプルのエクセルの場合、「C4:G6」(検索範囲)の上から「2」番目(行番号)と左から「4」番目(列番号)の交差する値「76」を表示しています。
しかし、今回のサンプルでは、行番号「2」や列番号「4」を入力せずに、交差する値を表示することができました。
行番号や列番号の役割を担うのが、次に紹介するMATCH関数です。
MATCH関数とは?
MATCH関数とは、範囲内での位置を数字で表示できる関数です。
「=MATCH(検索値,検索範囲,検索方法)」という数式で、検索したい値(検索値)が、1列または1行で選択した範囲(検索範囲)の上または左から何番目にあるのかを表示します。
※完全一致(検索方法)の場合です。
サンプルのエクセルの場合、1回目のMATCH関数は「C9」(検索値)が、「B4:B6」(検索範囲)の上から何番目にあるかを表示しています。
「C9」に「鈴木」を入力した場合、「2」番目にあると表示します。
2回目のMATCH関数は「C10」(検索値)が、「C3:G3」(検索範囲)の左から何番目にあるかを表示しています。
「C10」に「理科」を入力した場合、「4」番目にあると表示します。
でも、サンプルのエクセルでは「2」も「4」も結果に表示されていません。
それは、「=INDEX(検索範囲,行番号,列番号)」の「行番号」と「列番号」の部分に、MATCH関数で導いた「2」と「4」の結果が入り、INDEX関数の結果が表示されるからです。
その結果、INDEX関数に行番号「2」や列番号「4」を入力しなくても、交差する値が表示できるよう仕様になっています
以上、INDEX関数とMATCH関数を使った交差する値の検索方法でした。
難しいな…と思った方は、一度サンプルの数式をコピペして触ってみてください。
触りながらやったほうが、理解しやすいと思います。