自分でホームページを作りたいけど、知識やお金がないという方に読んでほしい記事です。
私は以前、ホームページの作り方がわからず、専門学校の資料請求をしたり、有償ソフトの購入を検討したり、どのように進めていいのか、悩んでおりました。
そんなときに、本サイト作成にも使用した「WordPress」に出会い、簡単にホームページを作ることができたので、ノウハウのご紹介がƒできればと思います。
【参考記事】WordPressで作られている有名サンプルサイト30事例
ブログサイトだけでなく、様々な用途で使用できるサイトが作成できます。
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ホームページ作成の目的と手段を決める
「なぜやるか」「何をやるか」
まず、ホームページを作る目的を決めましょう。
目的によって、ホームページ作成の必要性や手段が決まってきます。
例えば、ホームページ作成の目的が「多くの人にブログを見てもらいたい」だった場合、無理にホームページを作らなくても、集客力の高い「アメブロ」「はてなブログ」で記事を書いたほうが、効率的なケースがあります。
同様に、ホームページ作成の目的が「オンラインストアを開業したい」だった場合、「BASE」「STORES.jp」といったサービスを利用したほうが、簡単かつ安心に開始できるケースがあります。
この段階で、「なぜやるか」「何をやるか」という部分については、決めておいた方が良いです。
・なぜやるのか
(例)
ノウハウを共有して、人の役に立ちたい
ウェブの知見を深めたい
広告で収益をあげながら、持続的に運営をしたい
・ 何をやるのか
(例)
ブログサイトで情報を配信する
上記の例で記載しているのが、私のホームページ作成の目的です。
「どの手段でやるか」
目的が決まれば、手段を決めていきましょう。
ホームページを作る目的として、「ウェブの知識、技術を学びたい」といった想いが、少しでもあるのであれば、今回ご紹介するWordPressの手段をオススメします。
WordPressは、サーバーやドメインの調達、初期設定、SEO対策などで、それなりの労力はかかりますが、知識や技術を吸収しながら、ホームページを自由にカスタマイズしていくことができます。
逆に、「ウェブの知識、技術を学びたい」という目的がないのであれば、前述したブログサイトやオンラインショップなどの手段をオススメします。
また、サーバー代やドメイン代に、一切の費用をかけたくないという方も同様です。
※「ドメイン」「レンタルサーバー」の契約で、年間5,000円程度の費用は発生します。
【参考記事】wordpressとはてなブログのメリット・デメリットを比較!おすすめポイントまとめ
・どの手段でやるか
(例)WordPressでホームページを作成する
ホームページ作成の目的と手段が決まった方は、次のステップに進みましょう。
サイト名を決める
ホームページを作る目的と手段が決まったら、次にサイト名(ブログであればブログ名)を決めましょう。
サイト名については、下記の要素をとりいれながら、考えていくのが良いと思います。
・覚えてもらいやすい
・ホームページの内容を想像しやすい
・他のサイト名と被らない
・途中で変更しない
覚えてもらいやすい
覚えやすいサイト名にしたほうが、訪問しやすくなりますので、「短く」「読みやすい」サイト名にしたほうが良いと言われています。
「長すぎる」「読めない漢字」などは、避けるようにしましょう。
ホームページの内容を想像しやすい
サイト名を知ったとき、ホームページの内容を想像でき、興味を抱かせるようなサイト名が理想的と言われています。
有名なブログで「吉田さんちのディズニー日記」がありますが、ブログ名を知っただけで、ディズニーファンは内容を読んでみたくなりますね。
ホームページの内容を具体的に表記できない場合は、ホームページのコンセプトが想像できるサイト名にしましょう。
他のサイト名と被らない
これ、SEOの観点から非常に重要です。
例えば、「山田のブログ」というブログ名にした場合、同じようなブログ名が無数にあるので、「山田のブログ」と検索しても、ホームページにたどり着くのがとても困難です。
また、ドメインも他に使用されている可能性があり、結果的に検索順位に影響がでる可能性があります。
言葉を組み合わせて、新しい造語をサイト名にするのであれば、他のサイト名と被ることもないので、造語をサイト名にすることをオススメします。
途中で変更しない
途中でサイト名を変更する場合、今までのファンが離れていってしまうリスクがあり、またSEOへの影響も懸念されますので、基本的にはしないようにしましょう。
末永く、苦楽をともにできる愛着のあるサイト名を考えてください。
もし、なかなかサイト名が決まらない場合は、下記の記事を参考にしてみると良いと思います。
【参考記事】ネーミングのコツって?悩んだら使いたい便利な記事・ツール10選
サイト名が決まった方は、次のステップに進みましょう。
ドメインを取得する
サイト名が決まったら、次にウェブ上の住所になるドメインの取得をおこないましょう。
ドメインとは
本サイトのURLは「http://miraisin.com」になっていますが、「miraisin.com」の部分がドメインになります。
もし「アメブロ」でブログの記事を書く場合、「http://ameblo.jp/○○○」といった「アメブロ」のドメインを使うことになりますが、ホームページ作成時に取得するのは、完全独自のドメインになりますので、「独自ドメイン」と呼ばれています。
「独自ドメイン」は、オリジナルのドメインを作成できることだけでなく、SEO的にも有利になります。
【参考記事】「独自ドメイン」と「無料ドメイン」のメリット・デメリットをまとめてみる(間違ったドメイン取得をしないために)
オススメのドメイン取得サイト
「ドメイン」と検索すれば、たくさんの取得サイトが出てきますが、選ぶ基準として下記の要素を大事にしてください。
・安い
・知名度が高く、ウェブ上で参考記事が多い
・Whois情報公開代行が無料
参考記事が多いと、迷ったときに「○○ 方法」などと検索すれば、だいたい解決します。
Whois情報公開代行は、後で説明をしますが、ここでは無料のものを選ぶと認識してください。
どの取得サイトも、価格やサービスラインナップでそこまで違いはないのですが、知名度が高く、参考記事も多い「お名前.com」をオススメします。
取得方法
取得方法は、各ドメイン取得サイトの案内や参考記事をたどりながら、進めていただくのが良いと思います。
流れとしては、
- 新規ドメインの検索
- ドメインの決定
- 個人情報の入力
- お支払い(オプションの可否)
- ドメイン取得完了
というのが一般的です。
「お名前.com」の方は、下記ページに手順が記載されています。
ドメインを登録する
ドメイン取得時の注意点
私がドメインを取得した経験から、注意したほうが良いと感じた点について、最後にご紹介できればと思います。
・サイト名と相応するドメイン名を取得
ユーザーに疑問をいだかせないためにも、サイト名と相応するドメイン名の取得をオススメします。
・「Whois情報公開代行」は契約時に登録
ドメインを登録したときに、何もしないと個人情報を一般公開することになるのですが、「Whois情報公開代行」を登録すれば、ドメイン業者の情報を代わりに開示することで、個人情報を開示することなく処理ができます。
契約時に申し込むと、無料で登録できることも多く、契約時の登録をオススメします。
・支払形式はクレジットカード・自動更新にしたほうが良い
クレジットカードであれば、登録と同時にドメイン取得が完了しますが、銀行振り込みにすると支払が完了するまで、ドメイン取得が完了しないので、急ぎであればクレジットカードをオススメします。
また、ドメインの契約更新を忘れて、ドメインが使えなくなるという最悪の事態も考えられますので、自動更新は必ずしておいたほうが良いです。
ドメインを取得した方は、次のステップに進みましょう。
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レンタルサーバーを調達する
ドメインを取得したら、次にレンタルサーバーの調達をおこないましょう。
レンタルサーバーとは
「サーバーが落ちてアクセスできない」と聞いたことがあると思いますが、サーバーとは、ホームページの情報をしまっておく場所のようなものです。
【参考記事】はじめてのホスティング/サーバーとは?
個人がサーバーの設備を用意すると莫大な労力とコストがかかりますので、一般的にはサーバーを運営している会社から、サーバーの使用契約をおこなう「レンタルサーバー」でホームページを公開することになります。
オススメのレンタルサーバー
レンタルサーバーには、無料のものから月数千円のものまで、幅広く存在していますが、まず無料のものだけは避けた方が良いです。
無料のレンタルサーバーの場合、広告が強制挿入されたり、機能が限定されていたりと不憫に感じることが多いです。
私もかつて挑戦しましたが、設定で悩んだときに、参考記事も見つからず、途方もない時間を費やした経験があります。
その上で、レンタルサーバーを選ぶ基準としては、下記の要素を大事にしてください。
・安い
・知名度が高く、ウェブ上で参考記事が多い
・WordPressに対応
この要素をみたすレンタルサーバーとして、私がオススメするのが、「ロリポップ!」のライトプラン(月額250円~)です。
容量も50GBありますので、個人のホームページであれば十分な容量です。
「エックスサーバー」も評判が高いですが、月額1,000円からと少々高めになりますので、まずはロリポップから始めるのが良いと思います。
「エックスサーバー」と「ロリポップ」については、以下の記事も参考にしてみてください。
【参考記事】個人ブログで実感!ロリポップとエックスサーバーのメリット・デメリット
設定方法
設定方法は、各レンタルサーバーの案内や参考記事をたどりながら、進めていただくのが良いと思います。
流れとしては、
- 新規申し込み
- 個人情報の入力
- お支払い(オプションの可否)
- お申込み完了
- 独自ドメインの設定(DNS設定)
というのが一般的です。
独自ドメインの設定方法の部分(DNS設定)で、少し迷う方もいらっしゃると思います。
「ロリポップ」の方は、下記ページに設定方法が詳しく記載されています。
独自ドメイン設定方法
「ロリポップ」の「プライマリネームサーバー」「セカンダリネームサーバー」のアドレスをコピーし、ドメインサイトの「ネームサーバー」の変更箇所を見つけて、貼り付ければ完了です。
DNS設定とは、独自ドメインをサーバーに紐づける処理になり、これが完了すると、ホームページを立ち上げる環境が整います。
注意点
私がレンタルサーバーを調達した経験から、注意したほうが良いと感じた点について、最後にご紹介できればと思います。
・お試し期間終了前に、必ず契約更新をする
初回の申込時に、10日間無料キャンペーンを実施しているサイトが多いですが、10日間終了前に本契約をしない場合、サイトにアクセスできなくなりますので、必ず本契約をしてください。
・契約は自動更新にする
ドメイン同様、契約更新を忘れて、サイトにアクセスできなくなる事態を防ぐために、契約は自動更新にしたほうが良いです。
・独自ドメインの設定(DNS設定)反映には、数時間~2日程度かかる
反映には、しばらく時間がかかりますので、焦らずにお待ちください。
3日以上経っても反映されない場合は、設定ミスの可能性が高いです。
サーバーを調達した方は、最後のステップに進みましょう。
WordPressでホームページを立ち上げる
ドメインとサーバーの紐づけまで完了したら、いよいよWordPressを使って、ホームページを立ち上げましょう。
WordPressとは
WordPressとは、無料のソフトウェアで、サイトをただ作るだけでなく、管理画面を通じて、簡単にサイトのデザインを変えたり、文字や画像を追加したりできる優れたツールです。
他にも同様のソフトウェアがありますが、実績や参考記事の数は、WordPressが圧倒的に多く、まず間違いないです。
WordPressのインストール方法
WordPressのインストールは、契約したレンタルサーバー内からおこなうのをオススメします。
本来であれば、いろいろと面倒な設定も必要になってくるのですが、その作業の必要がない簡単インストール方法がレンタルサーバー内に存在するはずです。
「ロリポップ」の方は、下記ページに設定方法が詳しく記載されています。
WordPress 簡単インストール
WordPressをインストール後に、管理画面にログインをおこなうと、シンプルではありますが、「Hello World!」と記載されたホームページが出来上がっているはずです。
基本設定
ここまで出来たならば、あとは管理画面の基本動作を覚えて、好みのホームページに仕上げていくだけです。
管理画面の基本動作は、下記のオンライン学習サイト「ドットインストール」内の「WordPress入門」で、「#03~#06」まで動画を見ていただければ、学習できるはずです。
ドットインストール WordPress入門
例えば、デフォルトの状態(テーマ「Twenty Fifteen」)から、
- 管理画面のダッシュボード>カスタマイズ>「サイトタイトルとキャッチフレーズ」「色」の変更
- 管理画面のダッシュボード>投稿>記事の編集で「アイキャッチ画像」の変更
というカスタマイズをすることで、下記のようなホームページがすぐに完成します。
レスポンシブデザインで、スマホにも対応しています。
サンプルのデザインはブログ形式ですが、テーマデザインを変更することで、企業ホームページ風など、好みにあわせて、本当に幅広くカスタマイズができます。
もし、わからない点があれば、「WordPress ○○(質問)」と検索すれば、参考記事がたくさん見つかると思いますので、ぜひお試しください。
最後に、初期設定で必ずおこなっていただきたいのは、ホームページのコンテンツが完成するまで、検索エンジンにインデックスさせない設定です。
デフォルトでは、設定がオンになっておりますが、コンテンツがないまま放置すると、質の悪いサイトとみなされ、SEOが不利になりますので、下記の記事を参考に、必ず設定はおこなってください。
【参考記事】サイトの正式公開まで検索エンジンにインデックスされないようにしよう
本記事は、ここで終了になりますが、下記の記事よりWordPressの初期設定のやり方を書いていますので、是非あわせて読んでください。
【参考記事】WordPressの初期設定でやったこと〜前編〜
お付き合い頂き、ありがとうございました。
少しでも、ホームページ作成の興味や課題解決につながることができれば幸いです。