秋元康の考え方を知りたい方に、読んでほしい記事です。
秋元康というと、「AKB48」や「おニャン子クラブ」といったアイドルのイメージが強いですが、美空ひばりの「川の流れのように」の作曲、とんねるずみなさんおかげでした「食わず嫌い」のプロデュース、映画「着信あり」の監督・・など多方面の企画を成功させているプロになります。
そんな企画のプロである秋元康の著書「秋元康の仕事学」を読んでみて、人生の価値観が変わるくらい、考え方の勉強になりました。
本記事では、その著書「秋元康の仕事学」の中から、心に残った10の名言を紹介していきたいと思います。
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目次
企画の入り口というものは気づくことから始まる
秋元康いわく、企画のネタはいつも日常にあり、身近な様々なことに気づいて想像力を膨らまし、必要なときに取り出すことが、企画者にとって、とても重要だと話しています。
秋元康は、「テレビの放送時間終了後に、砂嵐の状態でテレビを付けっ放しにしている人が多い」という話を聞いて、別れ話をしているカップルや殺人事件まで想像してしまうようです。
意識的に気づく習慣を身につけることで、いろんな引き出しを持てるような人間になりたいですね。
自分が正解だと思う
秋元康は、流行やニーズなどを気にせず、自分が面白いと思ったことを正解として、企画をつくりはじめます。
人の評価を気にしながら企画を考えると、結果つまらない企画になってしまうから、まずは自分が面白いと思えるか、そこだけ考えていれば良いと話しています。
他人ではなく、まずは自分が本当に面白いと思えるか、この視点は大事ですね。
記憶に残る幕の内弁当はない
秋元康は、幕の内弁当のように、いろんな要素がバランス良く入っているけど目立った特徴がないものは、人の記憶に残らないと考えています。
そのうえで、人の記憶に残る「何か」の要素を必ず企画に入れているようです。
他にはない尖った要素を入れて、人の記憶に残る企画になっているか?
これから常に問いかけたいです。
予定調和が裏切られたときに、人は面白いと思う
みんなが「きっと、こうだろう」と考えていることを裏切っていくと、予定調和を裏切られた人たちは、どんどん企画にハマっていくようです。
AKB48も「48」なのに48人以上いたり、アイドルっぽい曲をリリースしたあと、メッセージ性の強い曲をリリースしたり、秋元康はファンの予定調和を裏切る仕掛けをたくさん作っています。
先ほどの幕の内弁当と同じく、これも人々の記憶に残すために、取り入れていきたい考え方ですね。
机上の理論にしがみつかない
秋元康いわく、いくら事前に分析をしても、計算通りにいくことなんてないのだから、とにかくやりながら考えたほうが良いと話しています。
AKB48も、ファンの声を聴きながら、どんどんかたちを変えていき、今のAKB48に進化してきたようです。
あまり準備に時間を掛けすぎず、実施後に考える時間を多くしたほうが、うまくいくことが多い気がします。
実績を積む
企画のプロである秋元康でさえ、企画を通すためには、小さい企画から実績を積み上げて、信頼を獲得していくしかないと話しています。
そのうえで、まずは実施のハードルが低い企画から、成功させることをオススメしていました。
企画を通すコツを考えるより、小さいことから実績を積んでいくことが大事ですね。
短所を隠さない
秋元康は「短所を説明しない人は信頼できない」という考え方を持っていて、自身が企画を説明するときは、必ず短所もセットで説明をおこなうようです。
もちろん、短所を説明したうえで、短所をどのようにカバーするか、しっかり説明していくことが大事と話しています。
つい短所は隠して、良いところだけを説明してしまいがちですが、短所も説明することで、より多くの信頼を勝ち取れるのかもしれません。
「自分には才能がある」「自分は運がついている」と思うかどうかは、自分が決めればいい
秋元康いわく、無理に他人に合わせたり、比較するのではなく、自分のことを「才能がある」「運がついている」と思い込み、自分なりの価値を提供していけば良いと話しています。
みんなが同じではつまらない、みんながそれぞれ違う特徴を持っているから、そのときどきで必要になるんだ、と考えているようです。
このポジティブな考え方が、結果的に人、仕事、チャンスなどを惹きつける気がします。
嫌われる勇気を持つ
秋元康は、他人に言われる悪口なんて、たかが一瞬なんだから、そんなことでくよくよするよりも、自分のやりたいことを貫いて、楽しく生きていったほうが、人生は魅力的になると考えています。
企画を出すときも、たいてい最初は反発を受けて、ときには嫌われることもあるるけれど、良い企画ほど、そのように誕生すると話しています。
この嫌われる勇気を持って、自分のやりたいことを貫ける人生にしたいものです。
夢というのは、ぐーっと全力で手を伸ばした1ミリ先に存在している
AKB48にも伝えているメッセージのようで、夢は常に近くにあって、夢から遠ざかることはなく、あとは自分で届くまで頑張るか、諦めてしまうか、そのどちらかだと考えているようです。
夢は1ミリ先にあると信じ、頑張り続ける人には、何らかのかたちで必ず夢は叶うと話しています。
夢はすぐ近くにあるということ、夢からは逃げないこと、頑張り続ければ必ず手が届くこと、これから信じ続けたいと思いました。
本記事は、以上になります。
秋元康の考え方が、私だけでなく、皆さんの気づきにも繋がることができれば幸いです。
著書「秋元康の仕事学」には、もっと多くの考え方や秋元康のエピソードが載っているので、ご興味がある方はぜひ読んでみてください。
お付き合い頂き、ありがとうございました!
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