会社で自身の企画を実現したい方に、読んでほしい記事です。
私も会社で企画を考えることがありますが、自身の企画が実現できると嬉しいですよね。
ただ、会社のなかで生まれる企画は、9割以上がボツになると思っています。
本記事では、今までの経験から、会社で企画を実現するために必要な3つの要素を考えてみました。
※ここで「企画」の定義は、「周囲のひとを動かして実現する新しい試み」とします。
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①企画を実現するための情熱
1つ目は、「企画を実現するための情熱」です。
大抵の企画は、否定されるところから始まります。
企画がうまく伝わらないかもしれないし、協力者が見つからないかもしれません。
それでも、「企画を実現するための情熱」を持ち続けていれば、さまざまな困難を乗り越えて企画を進めていくことができます。
想いに共感して協力してくれる人も増えてきます。
このような理由から、「企画を実現するための情熱」は、企画を実現するために必要な要素になります。
情熱を持てないときの対応方法
- 情熱が持てる部分を探す
仮に、企画内容に情熱が持てない場合、「企画を実現すれば、多くの人に影響を与えられる!」「上司に評価される!」「キャリアにつながる!」など、自身の情熱が持てる部分を探すことをオススメします。
- 思い切ってやめる
もし、どうしても情熱が持てない場合、思い切ってやめることもオススメします。
情熱が持てない企画より、情熱を持てる企画のほうが、実現できる可能性が高いからです。
そして、何より楽しいです。
②企画が実現できる環境
2つ目は、「企画が実現できる環境」です。
どんなに企画を実現するための情熱を持っていても、何も協力を得られない環境であれば、企画を実現することは難しいです。
具体的には、以下の環境条件に近づくほど、企画は実現しにくくなると思っています。
- 協力してくれる人がいない環境
- 邪魔する人がいる環境
- 決裁者から遠い環境
- 人、カネのリソースがない境環
- 企画内容と組織の相性が悪い環境
一方、環境条件が良い場合、微妙な企画だとしても、スムーズに進んでいくのを数々見てきました。
このような理由から、「企画が実現できる環境」は、企画を実現するために必要な要素になります。
企画が実現できない環境にいるときの対応方法
- 協力してくれる人や組織を探す
似たような情熱を持っている人、企画内容と相性が良い組織などを探し、企画内容を相談することをオススメします。
少しずつでも企画の賛同者を増やし、企画を実現しやすい環境に変えていきましょう。
- 人事異動、転職
今いる環境が、完全に企画を実現にしにくい環境であれば、人事異動や転職を考えてみても良いと思います。
そのときは、環境だけでなく、自身が「企画を実現するための情熱」や「企画に必要な知識」(次に話します)を持っていたのか、一度は考えてみるべきだと思います。
③企画に必要な知識
3つ目は、「企画に必要な知識」です。
情熱や環境があっても、企画に必要な知識を持っていなければ、企画を実現まで導けません。
具体的には、以下のような知識が必要になってきます。
- 企画を論理立てて考える知識
(状況→課題→提案→影響など)
- 企画を実施するまでの知識
(提案→承認→調整→作業→実施など)
- 企画内容に関係する知識
(市場環境、実現の手段、費用対効果、工数、関係者など)
企画に慣れている人が、企画を実現しやすい理由として、こういった企画に必要な知識が、自然と身についているからだと思います。
このような理由から、「企画に必要な知識」は、企画を実現するために必要な要素になります。
知識かないときの対応方法
・意識的に知識を身につける
意識的に論理的な思考が身につく本を読んだり、企画が得意な人の企画書をマネしたりすることによって、次第に知識は身についていきます。
論理的な思考を身につけるなら、以下の本がオススメです。
- 場数を踏む
企画を進めていくなかで、企画を実現するまでの流れだったり、社内外の温度感だったり、いろんな知識が身についていきます。
最初は知識が少ないものだと思って、どんどん場数を踏んで身についていきましょう。
- 協力者に依頼する
必ずしも、すべての知識を持てるわけではないので、足りない知識は協力者に依頼することで、企画を進めていきましょう。
業務外や不得意な分野は、協力者に依頼したほうがスムーズに進むことが多いです。
補足
企画を実現するためには「情熱」「環境」「知識」の3つの要素が必要だと思いますが、例えば「環境」がイマイチのときは、「情熱」「知識」でカバーするなど、足りない要素は補うことができると思っています。
また、今まで良い企画でありながらも、環境が悪いせいで実現できず、情熱を失った人を数々見てきました。
もし「情熱」「知識」がありながらも、企画を実現できていない場合は、「環境」が原因のこともありますので、決して腐らないでください。
最後に、企画を実現するための要素に「経験」「信頼」を入れるかどうか迷いましたが、「経験」「信頼」はあると有利なもので、本質的ではないと考えたので、今回は入れませんでした。
本記事は、以上になります。
企画の実現に向けて頑張ってください。
お付き合い頂き、ありがとうございました!