心理学に興味がある方に、読んでほしい記事です。
メンタリストのDaiGoが好きで、先日DaiGoの本「限りなく黒に近いグレーな心理術」を読破しました。
初めてDaiGoの本を読んだのですが、すぐに使える心理学を、日常生活と紐付けてわかりやすく紹介されており、とても学ぶことの多い1冊でした。
そこで今回は、「限りなく黒に近いグレーな心理術」で学んだ心理学のうち、仕事で使えそうな10の心理学について、事例とともに紹介できればと思います。
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返報性の法則
どんな心理?
人は他人から何かをしてもらうと「お返しをしなくてはならない」と考える。
どんな感じに使えるか考えてみた
自分の提案を通したいときに、事前に「相手の仕事を手伝う」「お土産を配る」などしておくと、相手はお返しをしたい心理が働くので、提案が通りやすくなる。
単純接触効果
どんな心理?
人は、見知らぬ相手には冷淡な態度をとり、攻撃的になるが、接触回数が増えれば増えるほど、親近感を覚えていく(接触回数にはメールやLINEも含まれる)。
どんな感じに使えるか考えてみた
初対面の相手に提案をする場合、会う前に打ち合わせ内容をメールで送付したり、会ったあともお礼や議事録を送付したり、短期間でも接触回数を増やすことで、親近感を抱かせることができる。
一貫性の原理
どんな心理?
自分が選んだもの、買おうと決めたもの、買ったものなどの価値が本人の心のなかで高まっていく心理。
どんな感じに使えるか考えてみた
自分の提案を通したいときに、複数のプランを提示して、相手に選ばせる。
相手から提案のフィードバックをもらい、相手が求めていることを取り入れた上で、再度提案してみる。(このとき、相手がフィードバック内容を忘れないように、議事録を共有する。)
理由付け
どんな心理?
「なので」「だから」という理由付けに使われる接続詞を聞いただけで、理由そのものの内容いかんにかかわらず、相手を手助けしたほうがいいと判断してしまう。
どんな感じに使えるか考えてみた
日頃から「なので」「だから」を口癖にすることで、相手を説得しやすい話術が身につく。
仕事場でロジカルな印象を与えることができる。
ハロー効果
どんな心理?
一流大学の卒業生は、人格も一流など、人は相手の目立った表面上の特長に引っ張られ、好印象を抱いてしまう傾向がある。
どんな感じに使えるか考えてみた
清潔感のある髪型・スーツなどの外見はもちろんだが、「英語がペラペラでTOEICが満点」「起業経験あり」など圧倒的な特長をつくることで、「信頼できる」「尊敬できる」などの過大評価を得ることができる。
復習曲線
どんな心理?
教育心理学者のP・ラッセルは、20分に近い段階で復習することで記憶が再び新鮮なものとなると定義。さらに、1日後、1週間後、1ヶ月後というタイミングで繰り返し印象付けを行うと、最終的には記憶の落ち込みはほとんどなくなるという。
どんな感じに使えるか考えてみた
打ち合わせの決定事項について、早いうちに議事録を送ったり、定期的にリマインドをおこなうことによって、決定事項を相手の記憶に定着させることができる。
バックトラッキング
どんな心理?
オウム返しのように相手が言ったことをそのまま言葉で言い返すだけで、相手の潜在意識のなかにラポールと呼ばれる親密な感覚をつくり出すテクニック。
どんな感じに使えるか考えてみた
関係性が築けていない相手と接するときに、相手の言葉を繰り返しながら話すことで、相手が次第に好意を抱いてくれるようになる。
承認欲求
どんな心理?
食欲や睡眠欲と同じくらい人にとって基本的な欲求が、人に認められたい、褒められたいという承認欲求。
どんな感じに使えるか考えてみた
相手の話をじっくり聞いてあげる、褒めてあげることで、相手の承認欲求は満たされていく。
このとき、返報性の法則も同時にはたらき、有利に状況を運ぶことができる。
ウィンザー効果
どんな心理?
人は、自分が耳にした情報に対して、本人や当人から直接聞かされるよりも、第三者を介した「聞いた話」として知るほうが、より信憑性を感じて信じる傾向にある。
どんな感じに使えるか考えてみた
相手の良いところを、相手がいない場所でもたくさん話しておくことで、周りめぐって大きな評価を得ることができる。
その逆で、相手がいない場所でも、絶対に悪口は言わないほうが良い。
自己開示の法則
どんな心理?
人は自分に対して内面の弱い部分を見せてくれた相手に心を開く傾向がある。
どんな感じに使えるか考えてみた
なかなか心を開かない相手には、まずは自分の弱いところを話すことで、心を開かせる。
本記事は、以上になります。
「限りなく黒に近いグレーな心理術」では、もっと多くの心理学を、面白いエピソードとともに詳しく紹介しています。
本記事では物足りない方、もっと心理学について知りたい方は、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
お付き合い頂き、ありがとうございました!
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【参考】著書「秋元康の仕事学」を読んでみて、心に残った10の名言